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不眠 外来

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不眠外来では、まずその不眠がどのパタ-ンかを調べます

1)寝つきが悪い。つまりお布団の中にもぐってもなかなか眠れない。(入眠障害)

2)夜中に何回も目が醒めて、よく寝たという感じがしない。

 または、朝起きた時に良く寝たという充実感がない。(熟眠障害) 

3)朝、あるいは夜中に早く目が醒めて、それからは眠れない。(早朝覚醒)

これは薬を選択のための大切な問診なのです。

不眠に効くお薬にはいくつか種類があるのですが、

眠れないパタ-ンによって薬の強さ(効果の持続時間)を調節していくのです。

もし寝つきが悪いというパターンの場合、薬の作用時間は短くても良いし、

夜中に何回も目が醒めるパターンであるならば、

ちょっとばかり作用時間の長い薬を選ぼうか、といった感じになります。

 

次に不眠がどれくらいの期間続いているのかということです。

1)数日間(一過性不眠)

2)3週間程度(短期不眠)

3)3週間以上(長期不眠)

不眠の継続時間(期間)に関する問診、

これは不眠の原因をある程度把握するための問診です。

例えば、数日間にわたるだけの軽い不眠であれば、一時(いっとき)の

不安、怒り、イライラ、感動、感激といった気分(感情)が原因になることがあります。

他には痛み(頭痛、歯痛など)でも起こりますね。

また鼻詰まりやかゆみがあっても不眠になりそうです。

一方、長期にわたる不眠では時に重大な病気が原因になっている場合があります。

最近特に注目されているのが「睡眠時無呼吸症候群」。

寝ている間にしばらく呼吸が止まる病気ですね。

これは朝起きても熟睡感が全くないために日中は眠気でぼーっとなってしまいます。

心臓病を引き起こすこともあると言われ、早期に発見されるべき重要な病気です。

 

つまり不眠はその原因の治療が大切なのです。

ですから「眠れないから睡眠薬」というのは短絡的な考えで、

詳しい問診と診察、時には検査によって初めて不眠に対し有効な治療が行えるのです。

要するに原因によって薬の内容が変わってくるわけで、

不眠=睡眠薬という公式は必ずしも成り立ちません。

 

そして、最後にあなた自身に思い当たることは? ということについてです。

例えば歯が痛くて眠れないのならば、痛みを抑える鎮痛剤の適応になるでしょうし、

体がかゆくて眠れないのであれば、かゆみをおさえる薬が第一選択となるでしょう。

痛みやかゆみで眠れない方に対して単に睡眠薬を処方するだけ、

なんてことは通常はあり得ません。

また会社や家庭の中で大きなストレスをかかえていて眠れない、ということであれば、

安定剤の処方と同時にストレスを対話によって解消する

「カウンセリング」の必要性がでてきます。

長期不眠の陰には胃腸病や高血圧、時には先ほど述べた

「睡眠時無呼吸症候群」のような

呼吸器の病気がかくれていることもあるのです。

 

では実際の治療は流れはどんな風なのでしょうか。

1)原因がわかれば、それを取り除く。

2)周囲の環境、身体の環境を整える。

  つまり眠りやすい環境を整えることですね。例えば室内が明る過ぎないか、

  逆に暗すぎないか。また温度(室温)が適切かどうか? 

  また身体の環境を整えるためには、

  寝る前にカフェイン(コ-ヒ-など)を控える、自分なりのリラックス法を実施するなど。

  また日頃から食事、就寝、起床などの生活リズムをキチンと作っておく。

3)薬物療法を実施する。

 睡眠剤に限らず、どのような薬も主治医による指導のもとに使用することが大事です。

 漫然と薬を内服するとことは謹まなければなりません。

 特に睡眠薬の処方は最長でも2週間分までと定められており、

 処方を受けるために定期的な外来受診が求められています。

4)睡眠に対する正しい認識を持つ。

 不眠そのものはそれほど恐れるべき症状ではないこと、

 睡眠時間は個人差が大きいこと、

 もともと正常な睡眠時間というものはないことを認識することが大切です。 

 そして睡眠障害の背景にある病気さえ気をつけておけば大丈夫です。

 

不眠外来ではこうした方法で診察、治療を行っているのです。

 

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